山羊の歌(22) 中原中也

今日は中原中也の「山羊の歌」その22を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
詩の基本は、感情を表現するにあたって、ちょくせつ言語を書くのではなく、モノを描きだすことで、モノ自体によって感情を語らしめるのである……という詩人の話を聞いたことがあるんですけど、中原中也は、そのモノとモノの配置がじつにみごとで、セザンヌの丸と四角の配置の美を彷彿とさせるような、みごとさがあるんだと思いました。今回は色彩の描写が鮮やかなんです……。
 
 
こんな絵画の如き文章を書けたことが無い、なあと思いました。
 
 
今回「天使」という言葉が使われているので調べてみたんですが、中原中也が翻訳したランボーの作品に天使という言葉が出て来るんです。中也はこの詩のことを連想しつつ、書いたのだろうかと思いました。
 
 

 
 
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山羊の歌(1) 中原中也

今日は中原中也の「山羊の歌」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から、30数回かけて、中原中也の詩をひとつひとつ、読んでみたいと思います。
 
 
ほんの1ページだけの詩なので、ちょっと読んでみてください。やはり一番はじめが印象深いです。
 
 
 トタンがセンベイ食べて
 春の日の夕暮は穏かです
 アンダースローされた灰が蒼ざめて
 春の日の夕暮は静かです
 
 ああ! 案山子かかしはないか――あるまい
 馬いななくか――嘶きもしまい
 ただただ月の光のヌメランとするまゝに
 
 ……
 
 

 
 
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智恵子抄(51) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その51を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
高村光太郎の絶筆は、「二人の裸婦像」という智恵子をモデルにした作品を修復した際に、光太郎が書いた「十和田湖の裸像に与ふ」という詩です。こんかいの随筆「智恵子の切抜絵」は、それよりもずいぶん以前に記されたものです。これにて智恵子抄は完結です。
 
 
こんなに丁寧に、作品の末尾を整えた文学作品は、他にないのではないかと思いました。ここが智恵子抄の結びだな、と作品の終盤で4回くらい思ったんです。この随筆「智恵子の切抜絵」を読んでいて、高村光太郎はこれで文学創作を完成したんだ、と納得しました。
 
 

 
 
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風景観察官 宮沢賢治

今日は宮沢賢治の「風景観察官」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
明けましておめでとうございます。2016年の元旦です。これは賢治の詩集『春と修羅』の中の一篇です。
 
 
ごく短い詩なので、ぜひ読んでみてください。自然界の中に、植物のほうに、生の手本がある、ということを思いながら賢治の詩集をいくつか読みました。春と修羅の、全文はこちらです
 
 

 
 
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智恵子抄(1) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、島崎藤村の若菜集を読み終えたので、今回から、高村光太郎の『智恵子抄』を約50回にわたってひとつひとつ読んでゆきたいと思います。
 
 
いちばんはじめの詩は「人に」という作品です。抒情ゆたかで、現代ではめったに書かれることの無い、ちょっと古いものだと思ったのですが、途中で、転調するように言葉が弾んでいる箇所があって、そこが印象に残りました。
 
 
作中の「チシアンの画いた絵」というのは、これはじつは「ティツィアーノ」の絵画のことなんです。
 
 
高村光太郎は、ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の『聖母被昇天』という作品について連想しながら、この詩を描いています。

 


 
 
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若菜集(1) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から、島崎藤村の若菜集を10回くらいにわけて読んでゆきたいと思います。現代では歌というか歌曲があるので、こういう音の響きの良い詩を、現代詩人が書くことはほとんど無いのかなあと、思います。
 
 
なぜ藤村は「こころなき」という言葉をこんなに美しく書いたんだろうかとか、詩、独特の謎があるように思いました。
 
 
まだあげめし前髪まへがみ
林檎りんごのもとに見えしとき
前にさしたる花櫛はなぐし
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅うすくれなゐの秋の
人こひめしはじめなり
 
 

 
 
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海潮音(20) 上田敏

今日は上田敏の海潮音その(20)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
海潮音は、今回で完結です。今回は、マラルメの詩がきわだって良かったです。
 
 
作中に「おもいすずろぐ」と書いていて、これがどういう意味か検索サイトで調べていたら古語辞典に、こういう文章を見つけました。かっこ良いので引用してみます。
 
  
[出典]紫式部日記 消息文
えんになりぬる人は、いとすごうすずろなるをりも、もののあはれにすすみ」

[訳] 情趣本位が身についてしまった人は、
   ひどく殺風景でなんということのないときも、
   しみじみとした情趣をもとめ。

(学研全訳古語辞典より)
 
 
「すずろ心」って、こんな意味なんです。現代語では「気もそぞろ」というような文字で残っている言葉です。
 
すずろごころ【漫ろ心】
そわそわと落ち着かない心。浮ついた心。
「いとよしなかりけるすずろ心にても、ことのほかにたがひぬるありさまなりかし」〈更級日記〉
(出典:デジタル大辞泉)
 
 
もしかすると上田敏は、紫式部日記や更級日記の文章をもばっちり暗記していて、マラルメの詩を翻訳するときに、「おもいすずろぐ」と書いたのかもなあ、だとすると、すさまじい暗記力だなあ……、と思いました。現代の日本語しか使えない僕の脳みそではぜったいできないやと思いました。
 
 
しかしそれにしても、紫式部とマラルメ。たった一文でも、すっごく印象深いです。
えんになりぬる人は、いとすごうすずろなるをりも、もののあはれにすすみ」
これとマラルメの詩が、忘れられない一文となりました。
 
 
マラルメは、こういう詩を書いています。

静かなるわがいもと、君見れば、おもひすゞろぐ。
朽葉色くちばいろ晩秋おそあきの夢深き君がひたひに、
天人てんにんひとみなす空色の君がまなこに、
憧るゝわが胸は、苔古こけふりし花苑はなぞのの奥、
淡白あはじろ吹上ふきあげの水のごと、空へ走りぬ。

続きは、本文をぜひどうぞ。
 


 
 
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