ハイネ詩集(55)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その55を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネは恋愛の詩を書くんですけど、ただ美しい恋を書くだけじゃなくって、上手くゆかない悩みについて詩にしるしてゆく。今回のモチーフはヒツジ草なんです。wikiにこの植物のことが、くわしく載っています。印象派絵画のモネもその美にほれ込んだ睡蓮を、ハイネが詩に描いています。
 

ほつそりとした睡蓮ひつじぐさ
うみの中から夢みるやうに目を上げると
月は空から挨拶する
愛の悩みに燃えながら

……
……
 
漢字とふりがなが、微妙にずれているところが、翻訳家生田春月の上手いところで、旧仮名づかいとあいまって、美しい詩になっています。ほかにもこういうヴァースがあります。
 
愛にとらはれた春の夢想家よ
おまへは森を迷つて行くであらう
 
今回の詩篇いいんですよ、好きな詩です。
 
 

 
 
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ハイネ詩集(54)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その54を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネにとっては花はもう恋愛に直結して描かれている。自然界を描写しているのか、恋愛を描写しているのか、ほとんど二重写しになっている詩なんです。
 
 
これだけ恋と記されていると、脳内でゲシュタルト崩壊が起きて、なにか新種の植物のことを描いた詩なんじゃないか、と思えてきます。
 

……
いろんな花を咲かせる時だもの
気を附けないでゐたならば
わたしの心はまたもや恋に陥るだらう

けれどそのいろんな花のうちどの花が
わたしの心をとらへるだらう?
 
 

 
 
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ハイネ詩集(53)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その53を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「蝶は薔薇に惚れこんで/花のまはりを飛びめぐる」という詩の言葉がすてきな、今回の詩なんですけど、そこまで世界を恋愛で彩るのかと、思わず吐息がもれました。愛や恋愛という言葉が空気のように存在する、ハイネの時代のパリの詩なのだ、と思いました。
 
 

 
 
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ハイネ詩集(52)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その52を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は植物と自然界の描写が美しい詩でした。ゲーテは男らしいというか偉大な文学を作りつづけたんだと思うんですけど、ハイネはそうでもない。変異というか変節していった男の心情を描きだしていて、そこにロマンとか詩心があるなあと、思います。ハイネはこう記します。
 

…………
ところがいたづら好きの愛のアモレツト
その槍と剣とを奪ひ取り
花の鎖で彼をからんでしまふ


 
 
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ハイネ詩集(51)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その51を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回、船旅の詩に「ロトの父」が登場しました。何回も聞いたことがあるけど、よく知らないのでとりあえずウィキペディアで調べてみました。するとロトの父は、wikipediaにもあんまり載っていない。ロトの父の名は、ハランだ、ということだけは判ったんですが、それ以上のことは、百科事典には載っていませんでした。ロトについては、旧約聖書にしっかり描かれていて、すごい物語になってるんですけど。
 
 
ハイネは、自然界と人々の暮らしを対比させ、船や旅や国を描きだしています。今回は、海が荒れるさまを詩にしています。
 

こんなに揺れて傾いて震動しては
とても堪へられない!
わたしは無益に目を馳せて独逸の岸を
探すけれど、あゝ!たゞ水ばかり
何処までも水、動く水ばかり!

杜甫の「国破れて山河あり」というのを思い起こしたんですが、ハイネはこういう詩を書いています。

たとへ愚鈍や不正やが
すつかりおまへを蔽うてゐようとも、おゝ独逸よ!
それでもわたしはおまへに渇望する
すくなくとも、おまへはそれでも陸地だからね!
 
 

 
 
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ハイネ詩集(50)

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生田春月の翻訳が、たぶん大ざっぱだからだと思うんですけど、今回のは絶妙に奇妙でおもしろい詩になっていました。これも訳詩集の魅力の1つなんじゃないかと思います。本文こうです。
 

……東の故郷の庭園へ——
飛んで行きながら不思議な鳥は歌ふ

『彼女は彼を愛してゐる!彼女は彼を愛してゐる!
彼女はその小さな胸に彼の姿を抱いてゐる
それをたのしくこつそりかくしてゐる
……………
 
 

 
 
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ハイネ詩集(49)

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ハイネは「真黒」という色彩をこの詩集に数回使っているんですが、それが印象深かったです。ハイネは、太陽と海を、真っ黒に描きだすんです。はげしい自然の描写で、黒が用いられるんです。ハイネは、美しい女がまるで真っ黒な太陽のようだ、と明喩で表現します。
 
 

おゝ、真黒な太陽よ
わたしはどんなに感動して
どんなに屡々おまへの焔を飲んだらう
 
  

 
 
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