愛よ愛 岡本かの子


今日は岡本かの子の「愛よ愛」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。ほんの3ページほどの掌編ですから、ぜひお読みください。岡本かの子の文章は、全体の中のたった一文でもイメージが広がります。すごいですよね。

7行目あたりにこんな文章があります。

おいおいたがいに無口になって、ときには無口の一日が過(すご)される。けれども心のつながりの無い一日では無い。この人が眼で見よと知らする庭の初雪。この人が耳かたむける軒の雀(すずめ)にこのわたしも―




というのの雀(すずめ)のイメージがなんか良いです。小野竹喬の絵画みたいです。自分でもこういう文章表現をやってみたいと思うんですが、どうもうまくいかない。たぶん実際にそういう事実にポンと突き当たってから書いているから上手く書けるんじゃないかと思います。「僕も同じようにしてみたい」と思うのですが、そう思って書いてみるとどうも不自然ですから、うまく書けない。



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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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