ランボオ詩集3

今日は中原中也が翻訳したランボオ詩集3を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。


ランボオというのは、文学者や芸術家やはては哲学者にまで大きな影響を与えた詩人ですが、21歳になった時に彼は文学という世界から離脱して世界を放浪しはじめます。生涯一つの事に打ちこんだ人物ではないです。かなり危険な仕事もいろいろやっています。閉じ籠もらない人物ですね。変化を旨としている。いったん本業から離れて別のことを重視しているのに、かえって本業での成果が目覚ましくなるという人物です。




外部から様々なことを実体験として得て、それを言葉に収斂させています。ランボオはアカデミックな分野にまで成果を残しましたが、派閥の中で地位を積み重ねてゆくといったような行為にはまったく興味を持っていません。マラルメがランボオの詩の特徴を捉えて「おそるべき通行人」と述べていますが、これが一番ランボオらしさをあらわした解説ではないでしょうか。




ランボオは明治維新が起きていた時代にヨーロッパ諸都市からスカンディナビア、ジャワ、アフリカと世界各地を放浪します。ランボオは詩で儲けた人ではないわけで、職業詩人ではないです。幼い頃のランボオは細身の美少年ですが、その精神は軍人や「鉄の女」と呼ばれた母に育てられたものであり、荒ぶる人格者です。詩を読んでいても野性味溢れる魅力というのがあるかと思います。日本で言うと誰でしょうか。坂本竜馬とか、ジョン万次郎のように、変化に富んだ人生だったと言えるかもしれません。








ランボオ詩集1
ランボオ詩集2 
ランボオ詩集3 






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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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