星の銀貨 グリム兄弟



今日はグリム兄弟の『星の銀貨』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。

これは喜捨についての物語です。




さいきん、ルターという宗教改革者の本を少しだけ読んだのですが、ルターは自国のキリスト教に関して、利権ばかりを大切にする教会のありかたに異を唱え、キリストはこのような世界を望んではいなかったはずであり、キリスト者は、もっとよりキリストの教えに近い聖書へと帰ってゆけと述べて当時の宗教界を大きく変えてゆきました。ルターは罪から逃れたいという思いの強い人びとに対して、贖宥状(しょくゆうじょう)を買い求めることはないと説き、このように述べます。




「けれどもわたしは勧告する。あなたがもし何かを寄進献納し、祈願し、断食したいと思うなら、あなた自身に善いことを求める意図をいだくことなく、ほかの人びとがこれを喜びとすることのできるように、惜しみなく施しあたえ、かれらのためになることのできるように、これを行うべきである。そうしたらあなたは真のキリスト者である」
「あなたは信仰においてすでに十分である」というルターの言葉が印象的です。





この、グリム兄弟の『星の銀貨』では、少女が献身的に人びとにつくします。
もーなんにもない、という状況のあとにこそ何かがあるという話です。
キリスト教圏の子供たちがこれを読んで育つんですよね。
この童話に親しんで育った子どもは、やはり献身的な大人になるように思います。
ほんの5頁ほどの童話です。






https://akarinohon.com/migration/die_sterntaler.html (ページ数 約5枚)








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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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