レ・ミゼラブル(19) ユーゴー

 
今日はビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル 第三部 マリユス』
『第三編 祖父と孫』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、ジルノルマンという爺さんが登場しました。この爺さんは、とびきりの長寿者で、九十歳(現代で言えば百歳くらいじゃないでしょうか)を超えてなお、腰も曲がらず、声も大きい。ジルノルマン爺さんは「フランス大革命は無頼漢どもの寄り合いだ」というのであります。老翁は言います。「妻の他に、もう1人の女を熱烈に愛する場合、妻には財産をぜんぶあずけておくのがいい。妻が不満を持つのなら、夫の財産を使いはたして満足するだろう」実際ジルノルマン老人はそうやって生きてきたのであります。
 
 
このジルノルマン爺さんは、84歳になってから、女中さんが産んだ赤ん坊を自分の子どもとして育てはじめたりするんであります。女中さんによれば「この子はジルノルマンさんの子どもなんだ」と言うんであります。爺さんはこの困った女中さんマニョンの願いを聞いて、赤ん坊を育てるための養育費を渡してやったりしたんです。
 
 
老翁は80歳の頃に隠居して、昼は静かに家の中に居て、夜になるとよく客を招いた。この娘である、ジルノルマン嬢。彼女はずっと貞節であり、老年になるにつれて善良になっていった。彼女の様子のうちには、まだはじまらないうちに既に終わった一生涯がもつところの茫然自失さがあった。この親子が2人で暮らしているんです。そうして、ジルノルマン爺さんの孫がこの家に住むようになった。
 
 


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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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