レ・ミゼラブル(24) ユーゴー

今日はビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル 第三部 マリユス』
『第八編 邪悪なる貧民』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、ユゴーは地下世界におそろしい暗黒があるのだ、と書きました。カトリックやダンテ神曲における煉獄の世界を記しています。地下の奥深くには、無知や貧窮や欠乏によって支配される悪鬼たちの大洞窟がある。そこには混沌と罪悪と暗黒のみがある。この暗黒を消し去るために、哲学や文化の進歩が存在しているのだ、とユゴーは記します。
 
 
フランスはパリーの奈落には、クラクズー、グールメル、バベ、モンパルナスという四人組の悪漢が居て、パトロン・ミネットという盗賊団を作っていたんですよ。あらゆる罪悪を昇華し尽くしているような男たちだったんですが、それぞれに個性的な人物なんですよ。
 
 
グールメルは巨漢の怪物。
バベは小柄な知者。
クラクズーというのは顔の見えない暗夜の男で、別名を「皆無 パ・デュ・トゥー」と言う。
モンパルナスというのが美少年の強盗殺人犯で、あまたの異性を魅了している。
 
 
この章で、第三部マリユスが完結します。
次回からは第四部「叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌」がはじまります。
 
 


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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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