草みち 田山録弥

今日は田山録弥の「草みち」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
田山録弥というのは田山花袋の別名というか本名です。この短編は、しずかな田舎でのできごとを書いているんですけれど、小津映画を見ているようなそういう雰囲気で読みやすかったです。
 
 
あまりこの本と関係無い話しなんですが、田山花袋はあの芥川龍之介とライバル同士というか方針がまったくちがっていて批判しあっていたそうです。先輩である田山花袋は芥川の「芋粥」や「手巾」などの作品を「どこが良いのか判らない」しどういうつもりで書いたのか理解しかねると評していて、芥川龍之介は田山花袋の作品のことを「感傷的」すぎてどうもイカンと記しています。この静かな小説の反対側にあるのは、たとえば芥川龍之介の「河童」じゃないかなと思います。
 
 
それがどうも芥川龍之介も田山花袋もお互いに晩年になってくると文学に対する姿勢に大きな共通点が出てきたらしいんですよ。お互いに別々の道を行き着くところまで行き尽くすと、似た境地に至るようなんです。
 


 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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