青田は果なし 宮本百合子

今日は宮本百合子の「青田は果なし」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
最近、文学と農業ということの関係性に興味があって、いくつか調べていたんですが、プロレタリア文学者の宮本百合子が農業のことを書いていたので紹介します。宮本百合子の父は建築家で農家出身では無いんですが、札幌の農学校の校舎を作ったりしていて、宮本百合子が女子大に進学したときには農村を舞台にした小説「貧しき人々の群れ」を処女作で書いていたり、農業に関心の深い作家だったようです。
 
 
農業の話しを聞いていると、純粋にすごい仕事だということを感じたりできるんですが、宮本百合子は農地を見て歩くだけでその労働のすごさというのが判るようで、こんなふうに記しています。
 
 
  秋田から山形沿線の稲田のひろがりには、見ているうちに、一種こわいような気がして来るほどに先祖代々からの農民の労力がうちこめられている。
 
 
戦後すぐの1946年の随筆なんですよ。農耕機械がまだ一般的で無い時代では、盆地に果てしない田んぼが広がっていると、その鴻大な地を手仕事で耕していたことが想像されて、それで圧倒される、ということが書いています。それでこれほど豊穣なのに、農家が小さくて貧しいのが明らかで、どうも地主が農民の収入を減らしているであろうということが記されています。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ファウスト(42) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(42)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、旅人が老夫婦の家を訪れました。この老夫婦は、かつて海で遭難した時に助けてもらったという恩があるんです。旅人は老夫婦から不可思議な話を聞きます。
 
 
いぜん主人公ファウストが、人生で最大の願いというのを明言したんですよ。それは、あの、水上の治水都市を作りたいという、そういう願いだったんです。ゲーテは直接「ヴェネツィア」だとはいっさい述べていないんですが。ヴェネツィアの治水都市や、あるいはオランダの干拓地ポルダーのような、自然界にも敵にも負けない生活というものを作りたい、というのがファウストの目標なんです。
 
 
他国に攻め入れられず、そのうえ豊穣な都市を作るためには、どうしても水辺にですね、洪水を制する都市を作らねばならなかったわけで、実際に非常に長い年月をかけて、現代の水の都ヴェネツィアができ上がったわけなんですが、ゲーテはそういう自然災害や戦争を防いでゆく人間のなりわいというのを描こうとしたみたいです。
 
 

 
 
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※ 47巻で全話完結です。
 
 
  
 
 
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※ 縦書きテキスト版は、1巻から50巻で全話完結です。







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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ロマン・ロラン ジャン・クリストフ

今日はロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは豊島与志雄が翻訳したものです。豊島与志雄は、このロマンロランの翻訳を2種類つくっています。とても長い作品と、短くまとめられた短編とがあるんです。今回は短いほうを縦書き文庫化してみました。来月あたりから、長編版のジャンクリストフを複数回アップロードしていってみようと思います。
 
 
このお話は、すばらしい音楽家に成長してゆくジャンクリストフの、幼少時代が描かれた物語です。子どもにもわかりやすい言葉で書かれた作品で、幼子が音楽に目覚めてゆく、その過程をいきいきと描いています。一人の音楽家を通して、芸術や社会の内実を描いてゆくという物語です。文学者による、するどい芸術論というようなものも物語の中に挿入されていて、はっとさせられるんです。
 
 
毎日が発見の連続という、子どもらしい感覚がロマンロランによってみごとに捉えられていて、みずみずしいお話しです。ごく普通の生活しか書かれていないのに、心情のちょっとした変化があざやかに描写されていて、読んでいて魅了されます。
 
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ファウスト(41) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(41)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この物語ももう終盤なんですが。前回、動乱の渦中に新しい登場人物「はやえ」と「はやとり」という2人が登場しました。この物語は、文学の常識というか定形を破っているというか、他に類を見ないような作り方をしているんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。ふつう、自分が読み慣れた物語では、登場人物は少ないほうが印象が強くなってゆくと思うんですが、ゲーテはほんとに新しく登場させ続けるんですよ。
 
 
はやえとはやとりは、混乱した状況で宝を盗んでゆくんです。戦はなんとか終わるのですが……帝がその後処理に追われている最中、部下から重大な進言を受けます。悪魔と共に国を動かすというのは、いかがなものか、という指摘です。帝は悩みます。あのー、前回の話は火事場で財宝を盗まないとどうにもならないという2人の人生が、印象的でした。すぐに話が他の登場人物に移ってゆくのですが、この2人だけが主人公でも、この先いくらでも物語が進展してゆきそうだと思いました。
 
 

 
 
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おじいさんとくわ 小川未明

今日は小川未明の「おじいさんとくわ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは童話なんですが、鍛冶屋をやっているおじいさんと、農民の話です。児童用の作品で、アニメの昔話の原作みたいな作品です。おじいさんは農具をつくっているんですが、なかなか奇妙で、こまかな注文をつけられるんです。もうちょっと重くない「くわ」が良いとか、もうちょっと重みのあるのが良いとか。「くわ」についてはまるで知らないのですが、これが自転車なら判るなと思います。頑丈な自転車が良いのか、軽い自転車が良いのかというのは悩みどころだと思います。
 
 
「重いくわ」「軽いくわ」「良いくわ」という注文を受けていって、こんどは
良い農具になりすぎて、持っていると楽しくなって仕事をさぼってしまうので、「仕事がはかどるくわ」を作ってくれと、おじいさんは言われるんですよ。もはやこうなると単なるとんちくらべみたいなことば遊びになってきているんですが、それでおじいさんは、どうするのか? というと……とにかく熱心に作るおじいさんなのであります。くわしくは本文を読んでみてください。
 
 

 
 
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ファウスト(40) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(40)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、帝の戦というシーンが描かれました。自分は、自然界を描くゲーテの詩集が好きでこのファウストを読みはじめたので、今回の戦闘シーンはどうも馴染みが無く、なにか難しくて理解力が及びませんでした。
 
 
戦の場で、悪魔とともにある主人公は、帝に進軍をすすめます。必勝や快進撃ということが誇張された場で戦争が進展します。しかしやがて帝は悪魔が語る虚偽というものに気づきます。このあたりは近代や現代の戦争に於いても共通している事態だと思いました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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犬 レオニイド・アンドレイエフ

今日はレオニイド・アンドレイエフの「犬」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ミーハーですみませんが、今年の文学賞受賞作に犬のことが書かれた小説があって、こんど本屋で読んでみたいと思っているんですが、犬のことが書かれた古い本はないかなと思って探してみました。この本は森鴎外が翻訳した中編の小説で、犬が主人公です。
 
 
むかし自分が住んでいた家の近くに野生(?)の野良犬が居て、ゴミとか山菜とかで食いつないで生きていている連中で、いつも34匹で徒党を組んでいてかなり怖かったんですが、この本に出てくる犬は人より弱いタイプの痩せた犬のようです。それでもたぶん、幼い子ども相手だと噛み付いて勝ってしまうので、人々から警戒されて石を投げられたりするという状態の、そういう犬のはなしです。むかし犬を飼っていたので、どうも序盤のこのひどい状況というのを読むとなんだか感情移入してしまいました。youtubeにこの本の朗読があったので、興味のある方は聞いてみてください。
 
 
孤独な犬の、人との交流のお話なんですが、最後の場面でこの犬が強い存在感を示していて、余韻の残るお話でした。
 
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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