グーセフ チェーホフ

今日はチェーホフの「グーセフ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これはチェーホフの短編小説です。オンボロの船に、数多くの男たちが乗っている。重い病をかかえた2人の男がとめどなく悪態をついている。二人は帰休兵と謎の男なのだが、まるで追い出された犬畜生のように船に押し込められている、と記されています。グーセフという男は聖書の言葉を自分の苦難に照らしあわせてものを考える癖がついている。パーヴェル・イヴァーヌィチはあらゆるものごとに抗議を続けている。
 
 
チェーホフはきびしい事態を描いてゆくんですが、どうにもならない現実へのひたむきなまなざしがあって、けっきょく上手くゆかないんですけど、さいごどうなったのかがはっきりと描かれていて、登場人物たちの言葉にならない祈りが描写されています。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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神曲 地獄(2) ダンテ

今日はダンテの「神曲 地獄篇」第2曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ダンテはこの物語を、自身の幸福について伝えるために、苦や怖れについてまずは語るのだ、と述べています。正しい道を捨てたときに、眠りは我が身に満ち満ちた、という記述になにかリアリティーを感じました。ダンテは森の中へ迷い込み、丘から日の出をまのあたりにして自然界の荘厳さに圧倒され、獅子やメス狼や豹に追われ、逃げ惑います。そこに現れたのが大詩人ヴィルジリオ(ウェルギリウス)です。この先達と共に、ダンテは地獄めぐりをはじめるのであります。
 
 
作者のダンテは、千年もの昔に生きたウェルギリウスに私淑していて、師とあおいでいるんです。これから非常に過酷な事態を描いてゆくわけなんですが、作者ダンテにとってはこの詩人ウェルギリウスと共にあるという想像が、ひとつの重大な幸いである、と思えます。ダンテはウェルギリウスの詩を愛読しているんです。日本で言えば与謝野晶子にとっての紫式部という感じだと思います。
 
 
詩人ウェルギリウスは、この世界のありさまを3つの相に分けて説明します。これからゆくことになる地獄と、火の中にあって浄化され安らぎの未来を待ちつづける煉獄と、幸につつまれた天堂。ダンテは3つの数字というものに強いこだわりがあって、神曲の原文ではこの3つの単語の積み重ねということを徹底しているそうです。非常に念入りに作られた文学作品なんだなと思います。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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あはれ今 ダンテ・アリギエリ

今日はダンテ・アリギエリの「あはれ今」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ダンテの神曲を読みはじめたので、今日はダンテの詩を紹介したいと思います。ダンテは神曲という文学作品で、地獄と罰について延々書き記していったのですが、どうしてこのように怖ろしいことや、悲しみやなげきや滅びというのを描いていったのかというと、ダンテの詩の言葉によれば、それは愛ということが意識の中心にあるからだということが推察されます。
 
 
ダンテは権力争いから追放され、自身の衰退を意識してから神曲やもろもろの詩を記していった作家で、かつての栄光と、それが失われた自身の境遇を詩や文学に昇華していっています。ダンテの神曲は、キリスト教圏以外の人々にたいして無慈悲だ、という疑いようのない指摘がなされた評をいくつか読んだんですが、それはたしかにそうなのかもしれないなと思いつつ、ダンテが悲劇を描くのは、どうも作家自身の失われてゆく愛について思索していった結果なんじゃないかなということを、この「あはれ今」という一篇の詩を読んで感じました。
 
 
ダンテは記します。
 
 
 あはれ、今、「愛」の路(みち)行く君たちよ、
 止りても見よ、世の中に、
 われのに似たる悲をする人ありや。
 願はくば、わが言ふところ、聞き終り、
 さもこそと、憐(あはれ)み給へ
 
 
ダンテの詩は、今を盛りに生き生きと活動する人々と、零落する詩人との世界観が二重写しとなって現れてくるものに思えました。最後の一文がとても良いんですよ。わずか3ページの短い詩ですので、ぜひお読みになってください。

 


 
 
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神曲 地獄(1) ダンテ

今日はダンテの「神曲 地獄篇」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から、ダンテの本を一話一話縦書き化して紹介してゆこうと思います。いちおう全巻通読できるようなファイルも用意していますので、時間と気合いさえあれば、いきなり全話通読することも出来ますよ。
 
 
これは主人公のダンテが人生に迷い、地獄をさまよい歩くという物語で、日本仏教の地獄絵のようにおそろしいものをつぎつぎにまのあたりにしてゆくという物語です。自分は数年前に三部作のうちの半分くらいまで読んで挫折したんですが、今回は全巻読みとおしてみたいと思います。
 
 

 
 
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如何に読書すべきか 三木清

今日は三木清の「如何に読書すべきか」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
三木清は西田幾多郎に学んだ哲学者です。どうやって本を読むかと言うことが書いているんですが、それは読む習慣を持つと良いだろうと書かれています。短い単位でも良いので読むクセをつけると良いかもしれないと書いています。そういえば学生時代は電車で本を読むのがすごく好きでした。さらにちゃんと読んでゆくための方法が具体的に書いてあって参考になります。
 
 
ショーペンハウアーの読書論とも共通することが書いています。ただただ書いてあるものが真実だと思って、まるごと鵜呑みにして読んでゆくと、むしろ本を読まない人よりも、ものごとを理解する力が失われてゆくという危険性が示されています。やたらにのめり込んで本を読みすぎると、ちょー危ねーよ、と書いています。
 
 
それでじゃあどういうように本を読めば良いかというと、批評的に読む、ひいては自分で新しい考えを創ってゆく、ということが書いているのですが難しすぎて自分には無理かなと思いました。
 
 
自分の抱えている問題と比較して読む、とか現代と過去の違いを考えながら読んでゆくと、良いのかもしれないなと思いました。長い時間をかけて読み継がれてきた古典を読むと良いですとか、自分なりに発見をしながら読んでゆくといいですよ、と三木清は書いています。
 
 
 

 
 
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ファウスト(47) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(47)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
 
ファウストがついに完結です。おどろいたんですけど、あのファウストで有名な言葉「時よ止まれ、おまえは美しい」と、主人公はじつは宣言していないんですよ。そういう理想の瞬間を迎えたい、と記されています。そのために生きているかぎりどこまでも……という最期でした。
 
 
メフィストフェレスはありとあらゆる悪魔を呼んできて、ファウストの亡骸と魂をもらい受けようとするのです。しかしそこに天使たちがあらわれて……。くわしくは本文をごらんください。ここは日本の最も古い古典文学でもたしかにこれと同形の結末があるので、世界共通の物語だ、という感じがしました。ほんとに読み応えのある文学作品なので、興味のある方はぜひはじめから読んでみてください。今回、読みやすさを重視したシンプル表示の縦書き版というのを用意してみました。またamazonで紙の本を買って読むのがいちばん読みやすいかもしれません。
 
 
ゲーテはこの物語の後半で「母たち」という存在を悪魔に対置させたのですが、このクライマックスではその存在に連なる神秘的な展開がありました。懐かしい人もしっかりと登場します。ゲーテは最後、こう記します。
 
 
 永遠に女性なるもの、
 我等を引きて往かしむ。
 
 

 
 
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※ 47巻で全話完結です。
 
 
  
 
 
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※ 縦書きテキスト版は、1巻から50巻で全話完結です。







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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ありとあらゆるわが思 ダンテ・アリギエリ

今日はダンテ・アリギエリ「ありとあらゆるわが思」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ゲーテの名作ファウストの掲載がもうすぐ終わるので、今度はダンテの「神曲 地獄編」を掲載していこうと思っています。今回のはダンテの1篇の詩です。ほんの三頁ほどの短い詩なんです。
 
 
「らうがはし」というのは「ごたごたしている」あるいは「そうぞうしい」という意味です。難解な翻訳文で、全文をはっきりとは理解できていない気がするんですが、ダンテはこう書いています。わたしのほんとうにさまざまな思いというのはひとえに愛の問題であって、それを次々に語り尽くそうとすれば語り尽くせずにただ勢いづいて、そうぞうしいものとなってしまう。望みをいだいて喜びをもって、また時には大変に悲しく「あわれみ」を求める心理は、ただ心の奥底にある「恐れ」から生じている。いったいどれが私のほんとうの心だろうか。そのわたしの心というものを語ってみたいのだが、どうしても沈黙してしまう。

  ただ茫然と、迷はしき「愛」のちまたにひとり立つ

という一文が強い印象に残りました。くやしいけれども、かたきの姫のあわれみを求めている、という文末なんですが、上田敏の翻訳文でぜひ読んでみてください。
 
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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