ファウスト(43) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(43)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
このファウストはあと5回ほどで終了です。前回、老いたファウストが宮殿でメフィストフェレスと語らいあっていました。この作品では、ファウストの若々しい時代から老いきるまでを書いていて、同時に作者のゲーテも20代からこの物語の初稿を書きはじめて、80歳頃になってやっと第二部の最終稿を書き上げたというのがすごいと思います。60年間ほどの時間をかけてこの大作が作られているんです。
 
 
物語終盤のファウストというのは、ゲーテ自身が抱えていた老いの問題と、近い内容が描かれているかもなあと思いました。ファウストはもはや老いきっていて、終の棲家を得るのに、菩提樹の木の側にある老夫婦の家が良いから、あれがほしいなどと、かなり子供じみたことを言うんです。
 
 
旧約の列王記に「ナボトのぶどう畑」という話があって、イスラエルの王様が農民に「お前の葡萄畑を俺にくれ」と言ったんですが、「先祖から受け継いできた土地はゆずれません」と断られて、さすがの王様でも先祖代々受け継がれてきた土地だけは、奪うことが出来なかったという話があるんです。前回はその話を、主人公と悪魔とがしてたんです。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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