神曲 地獄(7) ダンテ

今日はダンテの「神曲 地獄篇」第七曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回も死者たちへの責め苦というのが描写されていました。日本の場合は賽の河原で、石を積み上げてゆく死者たちにたいして、それを壊す鬼たちという描写が有名だと思うのですが、このダンテの神曲地獄篇では、「貯め込む者たち」と「浪費する者たち」とのあいだで岩を用いて、際限ない戦いが繰り広げられています。
 
 
それから地獄の第五圏に立ち入ったダンテと師ヴィルジリオは、泥まみれになり怒りをあらわす人々に出逢います。悲しみの小川が沼になった場所があるんです。こう記されています。「かれらは手のみならず、頭、胸、足をもて撃ちあひ、歯にて互いに噛みきざめり」非常に怖ろしい描写です。
 
 
仏教で、亡くなられたかたは汚れが浄化されてゆくと教えている宗派があるんですが、ダンテの地獄の描写は死者が憂いつづける描写が繰り返されます。ダンテはこういう理解しがたい悲惨を目の前にして、「なぜこのように苦しまねばならないのか?」「どうして?」と問うのです。
 
 
ダンテはこう記します

かくして我等は宇宙一切の悪をつつむ憂ひの岸をすすみゆき、第四の坎(あな)に下れり



 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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