神曲 浄火(12) ダンテ

今日はダンテの「神曲 浄火篇」第十二曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は、恐怖の彫像というものが登場します。高慢の罪をおかした人々のおそろしい末路が描かれているのであります。現代で言うと恐怖マンガを読むかホラーゲームをするようなもんかもしれませんが、ダンテはこれをまのあたりにして衝撃を受けます。
 
 
ギリシャ彫刻のように、作り手の銘がしるされていないその彫像たちを見ていて、ダンテはその無名の名工について想像します。煉獄の山の一つをほぼ登り終えたダンテと師は、ついに一人の天使に出会います。彼はダンテのひたいに刻まれた、高慢の罪の印である、7つのPの文字のうちの、ひとつを消し去ります。すると、ダンテはすこし体が安らぐのでありました。
 
 
それから門をくぐると、きわめて美しい歌声が聞こえます。それはこのような歌詞でした。「心のかわきを知る者は、さいわいである」なぜなら、主によって救いがもたらされることの価値を知っているからです。山川訳はこうです。
 
 
我等かしこにむかへるとき、聲ありて、靈の貧しき者は福なりと歌へり、そのさま詞をもてあらはすをえじ
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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