神曲 浄火(24) ダンテ

今日はダンテの「神曲 浄火篇」第二十四曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回、はじめての女エヴァが罪の果実を食べた、あの有名な木の子孫が登場し、哀れな子どもたちを惑わせているシーンがあって印象にのこりました。
 
 
いまさらですが、この神曲はそもそも詩集であって、詩のことばを楽しむものでもあるのだと思いました。飽食の罪を清める環道において、ダンテと詩人たちは語りあいながら、煉獄の山をのぼってゆきます。
 
 
また、詩人がどうして詩を書くのかについてこう語ります。私が愛によって動かされた時に、私は筆をとる。私の心の内に、その愛が語ることを書き写すように、詩を記すのだ。山川訳はこうです。
 
 
愛我を動かせば我これに意を留めてそのわが衷(うち)に口授するごとくうたひいづ。
 
 
終盤の自然描写が美しかったです。
 
 
曉告ぐる五月の輕風(そよかぜ)ゆたかに草と花とを含み、動きて佳(よ)き香を放つごとくに
うるはしき風わが額の正中(ただなか)にあたれり、我は神饌(アムプロージャ)の匂ひを我に知らしめし羽の動くをさだかにしれり
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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