神曲 天堂(5) ダンテ

今日はダンテの「神曲 天堂」第五曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は、第二の天である水星天を旅しています。いよいよ筆がのってきたようで、描写が印象的になっています。熱烈に燃える愛の火と、知性へととどく永遠の光、というのが描写されます。
 
 
人々に与えられたものの中で、もっともすばらしいものは、それは意志の自由である、ということを導女ベアトリーチェは述べます。キリスト教の話は正直難しすぎて聖書を精読した人じゃ無いと判らんのでは無いかと思いました。
 
 
キリスト教を知らない自分でも、なるほどと思ったのは、ベアトリーチェによれば、旧約と新約の聖書と、あとは伝統的な牧者さえいれば、その他に必要なものはまったく無くて、それらだけですべて、宗教的な救いの問題は満たされるのだ、という話でした。
 
 
詩の言葉として読んでいて、光の描写がきわめて印象深いんです。平川訳を読むと、光明、光彩、解明の光、光線、太陽の熱と、さまざまな呼び方で天のようすを、描きだしています。
 
 
太陽がその光の強さゆえ、自らを、あふれる光の中で見えなくしてしまうように、その聖なる姿はまばゆい光の中につつまれてあまりに透明で……山川訳ではこのように記されています。
 
 
あたかも日輪が(濃き水氣の幕その熱に噛盡さるれば)そのいと強き光に己をかくすごとく
かの聖なる姿は、まさる悦びのため己が光の中にかくれ、さてかく全く籠もりつつ…………
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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