メリイクリスマス 太宰治

今日は太宰治の「メリイクリスマス」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今日はクリスマスなので、なにかそれに関連したものをと探して、これを見つけました。自分は宗教の知識に疎いんですが、最近ダンテ神曲の天堂篇を読んでいるので、どうにもキリスト教ってなんなのか、が気になります。たとえばグーグルで「青空文庫 キリスト 太宰治」と検索すると、太宰治がキリストに関するなにを重大視したのか、を調べることができます。太宰治は、他の随筆で「なるべく正直にやっていれば、失敗することはないんだ」と書いていたりするんですが、最近のぼくは失敗続きで、自分の中にどういうゴマカシがあるのか、ちょっと考えないといかんなあと思いました。
 
 
太宰治は、この「メリイクリスマス」という小説で「唯一のひと」の、四つの条件というか、四つの特徴というのを書いているのですが、なるほどと唸りました。母子の両方に恋愛の関係を求める主人公はじつに節操がないんですが、太宰治は戦中戦後を描くときでも、平常心というか、静かな筆致で、これはすごいことなんじゃないかなと思いました。太宰はしかし、どうして恋愛の約束さえ交わしていない少女にたいして、まったく恋人のように書いてしまうのか、じつに多感な作家なんだなあ……と思っていたら、とつぜん真相が明かされて、はっと息をのむ展開があって驚きました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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