神曲 天堂(23) ダンテ

今日はダンテの「神曲 天堂」第二十三曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
天堂篇の第十四曲で、キリストが登場したのですが、なぜあんなにはやく去ってしまったのか謎だと思っていたのですが、ついにキリストが本格的に登場をしました。ダンテはキリストと対面して、恍惚とするのでありました。聖母マリアも登場します。
 
 
キリストはこの天堂で、まさに生きて動いていて至高天へと登ってゆくのであります。聖書を全文読んだことがない自分にとって、こういうように、天においてキリストがなにをしているかを描いているというのは、もしかするとじつに新しい描写だったんじゃ無いかなと、空想しました。聖書を全文読まれた人が、ダンテ神曲を読んだ時に、どういうように思うのか、知ってみたいなあーと思いました。
 
 
ベアトリーチェは、ほんとうに喜んで笑顔なのであります。そのベアトリーチェの描写をした、山川訳の一文がこちらです。
 
 
淑女の顏はすべて燃ゆるごとく見え、その目にはわが語らずして已(や)むのほかなき程に大いなる喜悦(よろこび)滿てり
 
 
ダンテと結ばれることの無かったベアトリーチェ。ダンテがいちばん好きだった人なのであります。天には花々が美しく咲き、あまたの魂たちが、聖母マリアへの祈りをささげているのでした。山川訳はこうです。
 
 
たとへば、乳を吸ひし後、愛燃えて外(そと)にあらはれ、腕(かひな)を母の方(かた)に伸(の)ぶる稚兒(をさなご)のごとく

これらの光る火、いづれもその焔を上方(うへ)に伸べ、そがマリアにむかひていだく尊き愛を我に示しき

 
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/dante3_23.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)

★シンプル表示の縦書きテキストはこちら 横書きはこちら
 
 
全巻通読はこちら
https://akarinohon.com/dante/
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入