海潮音(7) 上田敏

今日は上田敏の海潮音その7を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は意外な作者の詩です。ヴィクトル・ユゴーです。あの「ああ無情(レ・ミゼラブル)」を書いた小説家の詩です。ああいう情熱的な小説を書いた人が、このように詩を書いたのかと驚きました。
 
 
カインが罪を犯し、その罰として呪われて、難民となるさまが詩に描かれています。翻訳者がまったくちがうので、文体がレミゼラブルとかなり異なりますが、やはり書かれる内容はまさに、レ・ミゼラブルです。
 
 
ユーゴーは、殺人の罪をおかしてしまった人間の、復活について、さまざまな角度から考えた作家で、今回の詩では、カインの苦難を詩情豊かに描きだしています。
 
 
ユーゴーは他に、「死刑囚最後の日」という、死刑制度反対を明確に打ち出した物語を書きました。この問題に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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