はだかの王さま ハンス・クリスチャン・アンデルセン

今日はハンス・クリスチャン・アンデルセンの「はだかの王さま」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これはとても有名な童話なのですが、大人の方もぜひ再読してみてください。
 
 
おかしなことが起きていて、しかしアンデルセンの眼差しに息をのみます。こっけいなんだけれども、どこかこう、あわれなんです。
 
 
現代の翻訳者(大久保ゆう氏)が翻訳し、クリエイティブコモンズで公開しているのですが、とても印象に残る言葉がありました。存在しない服を売ろうとした詐欺師たちと、それにだまされる偉い人々と、それから純真な子どもの物語です。とうめいな服、つまりなにも存在しない服を売って金儲けをしようとした詐欺師が、王さまたちに向かってこう言うんです。
 
 
「とてもきれいな色合いともようをしているのだけれど、この布はとくべつなのです。自分にふさわしくない仕事をしている人と、バカな人にはとうめいで見えない布なのです。」
 
 
そうして、詐欺師は、織機で服を編むふりをするんです。本文の一部を、すこし引用してみます。この言葉が印象的でした。
 
 
 だって、そこにはほんとうに何もないんですから。
 
 
 さぎ師の仕事場につくと、二人はいっしょうけんめいに働いているふりをしていました。糸を一本も使わないで、まじめに仕事をしているふりをしていました。
 
 
物語の終わりに、絵本ではまるで気づかなかった、革命、ということが描かれていて、衝撃を受けました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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