坊っちゃん(7) 夏目漱石

今日は夏目漱石の「坊っちゃん」その(7)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
男は下宿を引き払うんですが、自分の荷物をまとめて出ていったは良いが、行くあてがまったく無い。江戸っ子が行ききったらこうなるのかなと思いました。主人公は、宵越よいごしの金を持たないどころか、宵越しの宿さえ持たないつもりでいる。行き当たりばったりで今日の住み家を決めてやろうと考えている。
 
 
そういえば漱石は、正岡子規と四国の一軒家で一緒に暮らしていたし、漱石自身がこうあらゆるところを放浪しているという感じがします。主人公はけっきょく、同僚教師のうらなり君を尋ねて、新しい住処をさがします。それで、老夫婦萩野さんの空き部屋に下宿させてもらうことになった。
 
 
今回で、ほぼ全てのキャラクターが語られているのですが、性格の書き分けが非常にハッキリしていて、じつに読みやすいなあと思いました。主人公は人づきあいに悩みながら、道後温泉にゆくのでした。
 
 
主人公は、故郷の清おばあさんのことをぼんやり考えている。そのうち、清から長い手紙がとどく。下宿のおばあさんは、いなかの結婚話をしてから、マドンナという女のことを教えた。マドンナはうらなり君(古賀先生)と結婚する約束をしたはずなのだが、ちょっと実家の騒動があって貧乏になってくると、婚約がだんだん怪しくなってきた。そこに、教頭の赤シャツがしゃしゃり出てきた。その赤シャツに抗議したのが、山嵐(堀田先生)です。いったいどうなるのか……。
 
 

 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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