真夏日の散歩 原民喜

今日は原民喜の「真夏日の散歩」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは平明な文体で、事実あるいは実感を、淡々と書いているのですが、衝撃を受ける随筆でした。ほんの数頁の作品ですので原民喜の作品を読みたい方はぜひ読んでみてください。
 
 
あまりにも驚くと、まるでなにも言えなくなるわけなんですが、作家は丁寧にその驚いたことについて書いています。
 
 
核兵器の廃絶が世界的に宣言され、核発電は核廃棄物を残し、もっとも質の低い環境汚染施設であることが判明している中、現在の日本政府は原発事故後も海外に危険な原発を輸出しようと計画し、六ヶ所村に福島第一原発以上に危険な施設を製造しようと躍起になっているという状況です。とにかく被害当事者の言っていることを聞いたり、当事者が書いたものを読むというのは極めて重要だ、と思いました。原発の問題に関しては、スベトラーナ・アレクシエービッチの『チェルノブイリの祈り―未来の物語』 (岩波現代文庫)という本があります。今、これを買って少しずつ読んでいるところです。
 
 
原民喜の、この一文が印象に残りました。
 
  その男は何か云ひ度いこと、訴へたいことを持った儘、重く口を噤んでゐた。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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