それから(2) 夏目漱石

今日は夏目漱石の「それから」その2を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
学生時代の旧友平岡が、代助の家にやって来る。代助はそれなりに裕福なもんだから、おてつだいのおばあさんを雇っている。平岡は早々に結婚をしてうまくやっている。
 
 
代助は特になにもせずに、家に他人を2人も住まわせて、生きている。これまで平岡と代助は、丁寧に手紙のやりとりをしていた。だんだん疎遠になってきたところで、この旧友が家にやって来た。
 
 
どうも、平岡は稼げていた銀行の仕事をあえて辞めて、新しい働き方をするつもりでいる。きっかけは、関という銀行員が横領をやったからで、そのいざこざが鬱陶しかったので、さっさと新しい仕事をはじめることにした。
 
 
2人は西洋料理店で酒を飲んでから、真夜中の鉄道のレールの上を歩き、どう働くかについていくつか話をする。代助は、金のあるうちに働くなんて愚だと考えている。平岡は労働の経験をしておいたほうが良いと考えている。こういう会話です。
 
 
「だって、君だって、もう大抵世の中へ出なくっちゃなるまい。その時それじゃ困るよ」
「世の中へは昔から出ているさ。ことに君と分れてから、大変世の中が広くなった様な気がする。ただ君の出ている世の中とは種類が違うだけだ」

 
代助はつねに落ちついていて、30歳になってからはニル・アドミラリの心境にある。



 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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智恵子抄(16) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その16を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
詩集から詩を、たった1つだけ取りだしてしまったら、なんだか意味不明なことになるなあ……と、衝撃を受けました。僕はいちおう何年か前に、智恵子抄の全体を読んだつもりだったんですけど、こういう詩があることにはまったく気づきませんでした。
 
 
ゆっくり見てゆかないと、見のがすもんなんだなあと改めて思いました。小説も細部まで念入りに読んでゆくと、まったく印象が異なるんだろうと、いう気がしました。外国の本を原文で読めるようになると、文学が判るようになるという話を聞いたことがあるんですが、どうもそういう、一文字ずつ注意して読むと良い、という意味もあるようです。
 
 

 
 
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それから(1) 夏目漱石

今日は夏目漱石の「それから」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この物語の始まりの饒舌さに、息をのむんですけど、漱石は五感を駆使するのが特別に上手いんですよ。まずは、目覚めた瞬間の音を描きだしているんです。音の表現がすごいです。
 
 
夜中にたしかに、花のおちる音を聞いたと書くんです。漱石の小説の第一声は、「吾輩は猫である」と記したわけなんですけど、そういえば小説は、猫の感覚で世界を見ることなんだなということを感じます。原文は、こういう文章なんです。
 
 
  誰かあわただしく門前をけて行く足音がした時、代助だいすけの頭の中には、大きな俎下駄まないたげたくうから、ぶら下っていた。けれども、その俎下駄は、足音の遠退とおのくに従って、すうと頭から抜け出して消えてしまった。そうして眼が覚めた。
  枕元まくらもとを見ると、八重の椿つばきが一輪畳の上に落ちている。代助は昨夕ゆうべ床の中でたしかにこの花の落ちる音を聞いた。彼の耳には、それが護謨毬ゴムまりを天井裏から投げ付けた程に響いた。
 
 
ふつうの感覚で言ったら、真夜中に花のおちる音を聞いた、ということは言葉で取りあげられることなんて無くって、そこは意識から排除されるはずです。ところが漱石は、いきなり、そういう動物的な意識を描きます。
 
 
主人公の代助は、心臓の音を聞いてから、時間の流れに意識をもってゆき、生死について黙考する。漱石が書くと、男が朝歯をみがくところまで、美しい詩のようになるのが、読者としてはたまらなく嬉しいという感じです。小説は、主人公ともう一人の存在というのがあって、それは『語り手』という透明な人物がいるわけで、「今日わたしは8時に……」というような書き方でも無い限り、主人公と語り手は別人なんです。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」がまさにこれで、主人公犍陀多とまったくことなる、天女のような語り手、というのが存在しています。その語り手は、作者である書き手ともまた、まったく違うわけです。
 
 
今回の語り手は、いったい誰なんだろうかと思っていたんですが、あんがい処女作の猫かもしれないと思いました。
 
 
あのー、漱石はとくべつにこう、代表作どうしが絡みあっていて、作品同士で、まるで連作短編集のように関連性の高い作家に思えます。「三四郎」や「吾輩は猫である」や「こころ」の住民たちの家家が、向こう三軒両隣あたりに、いかにも存在していそうな感じがするんです。物語上は繋がっていなくても、町並みや事件とうとうが、連なっている感じがするんです。
 
 
なにかこう、猫の移動経路とか、「こころ」のKの雨の日の散歩道とか、漱石町並み事件簿というのが詳細に描かれた、おおきな絵地図があったら、飾って毎日ながめていたいような気がします。

 
代助はまずまずの裕福な家に生まれたから、家に書生を住まわせたりもして、主人という立場なんです。しかし主人も書生も、どちらも仕事をろくにせずに、ただ遊民のようにブラブラとしているだけ。主人と書生の関係が、上下関係とはまったく無縁で、じつに曖昧模糊としている。そのあいまいな感じがすこぶる良いんですよ。
 
 
代助は、写真帳に、若い女がうつっているのをじっと見る。これは誰なんでしょうか……。
 
 

 
 
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地震雑感 寺田寅彦

今日は寺田寅彦の「地震雑感」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
寺田寅彦が、地震学や、学問や科学の仕組みについて、記しています。本文に、こう書いていました。
 
 
  現在のように科学というものの中に、互いに連絡のよくとれていない各分科が併立して、各自の窮屈な狭い見地からうかがい得る範囲だけについていわゆる専門をとなえている間は、一つの現象の概念が科学的にも雑多であり、時としては互いに矛盾する事さえあるのは当然である。
 
 
最新の科学技術は今後も、原発以上に、よりいっそう専門化して先鋭化するわけで、いったい公害を伴う産業の舵取りが世界一苦手で、世界一原発が密集してしまった日本は、この先、どうなるんだろう、と思いました。
 
 
科学技術は、人権や倫理の下位にあって、その規制や、誤謬技術の廃止というのが、今後シビリアンコントロール以上に重大になる、という感想を抱きました。100年前の物理学者で評論家の、寺田寅彦の本は、ほかにこちらで読めます。ぜひどれか読んでみてください

 
 

 
 
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『それから』予告 夏目漱石

今日は夏目漱石の『それから』予告を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
漱石の三部作というのがあって『三四郎』『それから』『門』という3作品です。えーと、今週から1ヵ月間ほど「それから」を、読んでゆく予定です。
 
 
漱石は、自分で自作の紹介文を書いているんですが、なかなか謎めいています。ポーの推理小説にでてくる謎解き人みたいなことを言います。漱石は純文学者だけれども、エンターテイナーだなあと、つくづく思いました。
 
 
 
三四郎はこちらから全文読めます
 
 

 
 
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智恵子抄(15) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その15を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
高村光太郎が、食うことを詩に描くと、こうなるのかと思いました。空海の十住心論ということを思いだしたんですけど……、人の営みの原始的なところを大切にし、動物的な心情を詩に昇華している、というのが高村光太郎のように思えました。
 
 
玉子は鳥屋とやから
海苔のりは鋼鉄をうちのべたやうな奴
薩摩さつまあげ
かつをの塩辛しほから
湯をたぎらして
餓鬼道のやうにくらふ我等の晩餐
 
…………
 
 

 
 
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破戒(23) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(23)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この章で、破戒は完結です。これから読み終える予定の方は、こちらから全文読めますので、ブックマークに登録してみてください。えーと今年中に、藤村のほかの代表作も、新しく読んでみようと思っています。
 
 
藤村は、さしてユーモアと言うことに意識を注がなかった人だと思うんですけど、蓮花寺の鐘撞きの庄馬鹿を書くときだけ、なんだか妙に面白いんです。庄馬鹿はいつまで経っても変わらずに、定刻の鐘をつきつづける。
 
 
混雑する駅の、きっぷ切りの駅員さんの、その独特で完璧な仕事ぶりというのが、僕の子ども時代の思い出としてあるんですけど、昔は飛脚だとか、鐘撞きだとか、牛乳屋だとか、絵になる独特な職業人が、町や村のそこいらじゅうに居たんだろうなと思いました。
 
 
むずかしい言葉を調べてみました。

橇(そり)
 

 
  
丑松は、未亡人とともに、長く暮らした村を出る。雪の道中で、見送りに来たお志保たちが現れる。丑松は、同朋と語らいあった。アメリカに暮らす日本人の話を聞いたりする。それから、学校の子どもたちが、校長の規制を破って、幾人か見送りに来た。お志保との簡素な会話が美しかったです。
 
 
旅路でさまざまな人と語らいあうのが、なんというか、なんというんでしょうか、ドストエフスキーの大団円の手法のようで、小説としてじつに魅力を感じました。ぜひいつか、全文を読んでみてください。
 
 

 
 
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「破戒」登場人物表
 

 






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