破戒(23) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(23)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この章で、破戒は完結です。これから読み終える予定の方は、こちらから全文読めますので、ブックマークに登録してみてください。えーと今年中に、藤村のほかの代表作も、新しく読んでみようと思っています。
 
 
藤村は、さしてユーモアと言うことに意識を注がなかった人だと思うんですけど、蓮花寺の鐘撞きの庄馬鹿を書くときだけ、なんだか妙に面白いんです。庄馬鹿はいつまで経っても変わらずに、定刻の鐘をつきつづける。
 
 
混雑する駅の、きっぷ切りの駅員さんの、その独特で完璧な仕事ぶりというのが、僕の子ども時代の思い出としてあるんですけど、昔は飛脚だとか、鐘撞きだとか、牛乳屋だとか、絵になる独特な職業人が、町や村のそこいらじゅうに居たんだろうなと思いました。
 
 
むずかしい言葉を調べてみました。

橇(そり)
 

 
  
丑松は、未亡人とともに、長く暮らした村を出る。雪の道中で、見送りに来たお志保たちが現れる。丑松は、同朋と語らいあった。アメリカに暮らす日本人の話を聞いたりする。それから、学校の子どもたちが、校長の規制を破って、幾人か見送りに来た。お志保との簡素な会話が美しかったです。
 
 
旅路でさまざまな人と語らいあうのが、なんというか、なんというんでしょうか、ドストエフスキーの大団円の手法のようで、小説としてじつに魅力を感じました。ぜひいつか、全文を読んでみてください。
 
 

 
 
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「破戒」登場人物表
 

 






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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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