ハイネ詩集(14)

今日は生田春月訳の「ハインリヒ・ハイネ詩集」その14を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「彼等はわたしを悪人と呼んだ」という詩の言葉が印象に残る作品で、ハイネの二段構成のおもしろさが出ているように思いました。今回のいくつかの詩を読んでいて、ハイネは普段なら入ってこない概念を、重要な箇所にもぐり込ませるのが上手いんだなあと、思いました。
 
 
ハイネの伝記をちょっと今読んでいるんですけど、ハイネは手紙の中で自分の詩を「美しい余技にすぎない」と考えつつも、激動の時代を生きる人々の中で恋愛詩を描き続けた。ハイネはユダヤ人として学生時代に排撃されたり、その詩を批評家から「愛なき愛欲の詩/人間性の乏しさ」と酷評されて生きていて、大人気の詩人であるにもかかわらず、それとは裏腹の人生を歩んできている……。
 
 
ハイネは愛情について書くときに、いつも対置する概念をそこに書くんです。明るいだけの恋を描かないし、暗い世界に何かを対置させる。ハイネはこう記します。
 
 
 わたしは悪魔とよぶものを
 地獄も地獄の苛責も信じない
 わたしはたゞおまへの眼を信じる
 それからおまへのよくない心を信じる
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/letters/heine14.html
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