今日は生田春月訳の「ハインリヒ・ハイネ詩集」その46を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
今回も、ハイネの愛の詩が描かれているんです。ハイネは、砂浜にすぐ消えてしまう文字で「おまへを愛する!」と書くのに飽き足らず、星々を作ってそこに愛の言葉を刻みつける、と詩に書き記すんです。この大胆な、ハイネの情熱のおかげで、200年後にもハイネの詩を、こうやって読めるんだなあと思いました。200年という時間を越えてゆくのはすごい熱量がいるもんだ……と思いました。
……
あの真紅な噴火口にひたして
その火を含んだ巨大な筆で
暗い天のおもてにわたしは書かう
『アグネス、わたしはおまへを愛する!』と
あの真紅な噴火口にひたして
その火を含んだ巨大な筆で
暗い天のおもてにわたしは書かう
『アグネス、わたしはおまへを愛する!』と
アグネス、というのはハイネの恋人テレーゼのことだそうです。

こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
http://akarinohon.com/letters/heine46.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
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