作品の倫理的批評 豊島与志雄

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今日は豊島与志雄の「作品の倫理的批評」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
豊島与志雄は、ヴィクトルユゴーのレミゼラブルを翻訳した作家さんです。
 
 
文学は批評性を養います、という随筆を読んだことがあって、つまりメディアや他人が言うことをなんでもかんでも信じてしまうというところから脱却するには、文学に親しむと良いんじゃないかと言う話を読んだことがあります。この随筆はごく短いものですが、文学を批評的に読むというのがどういうものか、ということが理解しやすい随筆だと思います。
 
 
豊島与志雄は、作り手本人よりも批判をする側に、倫理的な努力が足りない場合が多いと指摘しています。
 
 
それからぼくはしょっちゅうやってしまうんですが、物語の主人公への倫理的批評と、作者自身への倫理的批評はまったく異なっていて、これを同一視してはいけない、と豊島与志雄は言います。判ってはいるんですけどこれがむつかしい気がします。
 
 
主人公の善意とか悪とかそういうものだけじゃなくて、作品全体に通底する作者の思想なり意志というのを見ていって、そこで自分や作者の倫理ということを考えてゆく、というのが豊島与志雄の提案する、本への親しみ方なんだと思います。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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