唯心的、凡神的傾向に就て(承前) 山路愛山

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今日は山路愛山の「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これはどういう経緯で書かれたものかよく判らないのですが、自分が解釈したのは、明治26年(1893年)頃の女性雑誌編纂者たちから生じたある思潮からうかがえる、その時代の代表的な思考について2つ書いています。正しくは原文を読んでもらいたいんですが……。
 
 
1つは、心の内面と、個人主義の重視という点にあると、山路は述べます。国家が個人的な生活を否定することは許されない、と書いているんですが、おおっと思いました。利休の物語と照らしあわせて、あさはかな知恵をもちいて四苦八苦せずに、無為自然にかえることを重視することをむねとすると、そんなことを引用しつつ、個人は個人の信じることをすべき、形式や小賢しい問題に囚われず、清濁あわせのむのじゃ、と書いています。
 
 
2つめは、永遠を志向して今を軽んじたり、修得を志向して事業を軽んじるのは、これはゆゆしい矛盾であると書いています。永続性を考えつつ今を考えて、修得を考えつつ事業を考えるのじゃ、と山路は言います。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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