神曲 浄火(8) ダンテ

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今日はダンテの「神曲 浄火篇」第八曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
煉獄の谷に現れる蛇を退治するために、二人の天使がやってきます。この蛇というのが、とても有名な蛇なんです。聖書に記されている、世界ではじめての人間アダムの伴侶イヴ(別名エバ、エヴァ)が、神様から「知恵の実を食べてはならない」と言われていたのに、蛇にそそのかされてそれを食べ、知恵を持ってしまって、とにかく恥ずかしくなって葉っぱの服を着たという、あのときの、善悪を教えた蛇なんです。
 
 
地獄に落ちなかった死者ニーノが、ダンテに語った内容が興味深かったです。彼は生前親しかった家族のことについてこう言うんです。「私は娘からの祈りを待ちわびている」
 
 
「わがために聲をあげしめよ」という言葉が強い印象に残りました。それからニーノはこう語ります。「妻はもう私を愛していないだろう、目で見て肌で触れて愛情を注がぬかぎり、女は愛の火を絶やすものだからだ」と。山川訳はこうです。
 
 
汝大海のかなたに歸らば、わがジョヴァンナに告げて、罪なき者の祈り聽かるゝところにわがために聲をあげしめよ 
おもふに彼の母はその白きかしらぎぬを變へしよりこのかた(あはれ再びこれを望まざるをえず)また我を愛せざるなり
人このためしをみてげにたやすくさとるをえむ、女の愛なるものは見ること觸るゝことによりてしばしば燃やされずばいくばくも保つ能はざるを 
 
 

 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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