神曲 浄火(9) ダンテ

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今日はダンテの「神曲 浄火篇」第九曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
いよいよ煉獄の門を通過し、七つの罪源をめぐる旅がはじまります。天使がダンテの額に七つのPの字を刻みます。これを一つ一つ清めてゆくというのが、煉獄の旅だそうです。
 
 
地獄の入口では、恐怖のあまりに気を失い続けたダンテだったのですが、煉獄の入口では、眠りとともに変化が訪れると言うことが繰り返されます。眠りに包まれながら、巨大な鷹に運ばれてゆく、という神秘的な展開が興味深かったです。ダンテは通過することに強烈なこだわりがあるようなんですが、他の小説ではここまで移動になんらかの価値を見出すものは読んだことが無い気がします。カフカの作品に「門の掟(道理の前で)」という奇妙な短編小説があるんですが、カフカの場合は、いつまでたっても通過すべきところを通過してゆかない。これがしかし、現実の人生に於いてよく起きることのように感じるのが不思議です。ダンテはその現実の人生に於いても、故郷を離れ党を離れ、つねに変化し移動してゆくということを重大視しているので、普通の人間ならぜったいに通りぬけられない地獄と煉獄と天堂を踏破する物語を書いたのだと思います。
 
  

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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