神曲 浄火(15) ダンテ

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今日はダンテの「神曲 浄火篇」第十五曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
天使がダンテと師をまねいて、天堂へとつづく道へと導いてゆくという描写があります。天使たちはこう述べます。あわれみをもつ者はさいわいである。前回の主題であった、仲間の排斥の問題について、師はこう教えます。宗教的な問題をとりあえず外して現代風に言うと「相手に負を押しつけて、こちらが得をするゼロサムゲーム」というのを辞めて、共有や相乗や環境学の世界観へ移行すべき、とでもいうような話でした。
 
 
師ウェルギリウスの話はなかなか面白いので、興味をお持ちでしたら、山川訳の本文を読んでみてください。ダンテは、師に疑問を投げかけるんですよ。ある重要なものは少数のものだけが共有すべきでしょう、と。しかし師は、そうではなく、良いものは広くゆきわたるようにしてこそ豊かになれるのだと教えるんですよ。
 
 
ダンテは、2つめの罪の刻印〈Pの刻印〉を天使から消してもらい、次の環道へ入ります。ここでダンテは、衝撃的な場面を一瞬垣間見ます。ステパノ(ステファノ)が受けた迫害についてです。かれは怒り狂う人々に殺されるとき、その怒る人々の罪を赦すよう、主に祈っていたのであります。ダンテは、ステファノの心情を悟り、感動にうちふるえます。師は「永遠の泉からもたらされる平和の水にたいしては、つねに心を開いていなさい」と言うのでした。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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