神曲 浄火(18) ダンテ

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日はダンテの「神曲 浄火篇」第十八曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ふたたび愛と怠慢にかんする議論が続きます。師ウェルギリウスによれば、あらゆる行いは、元を糺すと愛によって生じているというんですよ。不安や憎しみや怒りというのが、じつは愛の歪んだ結果で、そもそもは愛から生じているというこの解説には説得力を感じました。
 
 
ウェルギリウスによれば、愛があればなんでも問題ないわけではなく、それゆえにおそろしいことも起きうるので、そこに配慮が必要だと言うことを述べています。詳しくは本文を読んでみてください。人は善や悪についてさまざまに愛することができて、その燃えあがる愛を抑制する力は、お前たち自身が持っているものだ、とウェルギリウスは述べます。憧れの女ベアトリーチェが述べる「貴い力」というのは、まさにこの、じぶん自身の愛を抑制する力を持つ、自由意志のことを言っている。
 
 
地獄とは異なり、煉獄では太陽もさします。人々は、善き願いと正しき愛にむち打たれて歩んでいる、という描写がありました。善へのこころがけが生温くて、グズになってしまい、怠惰な人生を歩んでしまったという人々がここに居るんですが、まさにこの、生温いグズというのは自分にとってギョッとする指摘だなと思いました。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/dante2_18.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)

★シンプル表示の縦書きテキストはこちら 横書きはこちら
 
 
全巻通読はこちら
https://akarinohon.com/dante/
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found