神曲 天堂(22) ダンテ

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今日はダンテの「神曲 天堂」第二十二曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ダンテは導き手であるベアトリーチェのことを、二十四歳という年下の恋人として描くのではなく、成長した女として描いてきたのですが、今回、そのベアトリーチェのことを、ダンテは、母と記しています。
 
 
天堂で、さけび声を聞き、ダンテは衝撃を受けてしまいます。ところが、それは天の祈りの声なのだと、ベアトリーチェは、主人公ダンテに諭すのでした。それから導女は、ここにいる魂を見なさい、と天の人々を見るように話しかけます。そしてダンテは、ベアトリーチェにこう言います。「あなたが示す愛と、天の人々の良き姿は、まるで日の光をうけて薔薇が美しく開くかのようだ」山川訳はこうです。
 
 
汝が示す所の愛と汝等のすべての焔にわが見て心をとむる好(よ)き姿とは

わが信頼の念を伸べ、そのさま日の光が薔薇を伸(の)べてその力のかぎり開くにいたらしむるごとし
 
 
天の人々は、主人公ダンテに「あなたのいちばんの願いは、天のいちばん中心のところで、ほんとうに叶えられるでしょう」と告げました。
 
 
天堂についに、もっとも天の中心へゆくための「はしご」が登場します。キリスト教徒でもあったある一人の哲学者が悩む若者たちに対して「はしご」の必要性ということを、とても印象的に書いていたことを思いだして、あの哲学者は、ダンテ神曲の、この物語について考えていたんだなと思って、感動してしまいました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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