草枕(1)夏目漱石

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今日は夏目漱石の「草枕」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から10数回にわけて漱石の草枕を読んでゆきたいと思います。あの、いま朝日新聞が漱石の連載をしているそうで、それのマネっこを自分もやりたくなってきて、それで『草枕』を1章1章、読んでみようとおもいます。
 
 
グレングールドという音楽家は、草枕を「20世紀でもっともすぐれた小説」と考えて愛読していたそうです。カナダの穏やかな風景と、熊本は金峰山の旅路には、なにか共鳴する美しさがあったんではないかなあと思います。
 
 
草枕を読み終えたら次に、漱石文学の中でいちばんの衝撃があるという『虞美人草』を読んでみたいと思います。まだ読んだことがないので楽しみです。
 
 
この『草枕』は、じつは漱石がはじめて小説を書いた『我輩は猫である』脱稿から、ほんの10日後に書きはじめたものなんだそうです。『猫』を連載しながら、『倫敦塔』や『坊っちゃん』などの中編を書いていて、『草枕』はだいたい4作目くらいです。漱石の年表はこちらです。
 
 
漱石は、それまで小説家になるつもりが無くって、英語と英文学の研究をずっと続けていた人です。外国語と西洋文化を学び続けて、親友の正岡子規が亡くなってから急に、彼の主催していた文芸誌「ほととぎす」に自分の小説を載せてみたいと考えて、第一作目の『我輩は猫である』を書きあげました。
 
 
草枕の主人公は、世を疎い、王維淵明といった、自然界を愛する詩人たちの感覚を求め、旅をして絵を描いています。漱石は人嫌いでありながら多くの交友があった人で、そういうところが物語の主人公にも反映されています。グールドの求めた詩境が想起されました。
 
 
あの、全文読むのがあれだ、という方は、ぜひ草枕の、はじめの1ページだけでも読んでみてください。漱石の芸術論はじつにおもしろいです。この1ページだけでも、新書1冊読んだくらいのおもしろみがあると思います。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/kusamakura01.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキスト版はこちら
 
 
 
 




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