坊っちゃん(1) 夏目漱石

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は夏目漱石の「坊っちゃん」その(1)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
小説としていちばんのめり込める作品は漱石の「虞美人草」だ、という話を聞いたことがあって、これから虞美人草を読んでみたいんですが、もう少しちゃんと漱石の作品と時代を理解してから読んだほうが、面白いはずだと思って、先に代表作を読んでゆくことにしました。今回から、初期の作品「坊っちゃん」を1章1章読んでゆこうかと思います。
 
 
漱石は、源氏物語と同じように、主人公の名前を明記しないことが多いんですが、今回も名前が無いです。しいて言うと、坊っちゃんで、そいつはいわゆるもともとは悪ガキで、それでいつのまにか先生になるんですが、それでもやっぱり、昔のまんまの悪さをどうどうとやってゆく、という話です。
 
 
たたみかけるような文体というのがあって、ずいぶん現代的な小説だなあ、と思いました。飛びおり、遊び、大けが、弱虫、きずあと、ナイフ、盗み、いたずら、と単語だけ取りだしてみても、なかなかパンクな悪童小説です。本文に、こう書いています。
 
 
  ただ懲役ちょうえきに行かないで生きているばかりである。
 
 
なんだか、「坊っちゃん」の再読をしていて、トレインスポッティングという映画を思い出しました。
 
 
この悪童を、母親代わりに育ててくれた、清というお婆さんが居ます。この二者の関係性の描写がじつに良かったです。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/bocchan01.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら  (全11章通読はこちら 前編 後編 )
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found