坊っちゃん(3) 夏目漱石

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今日は夏目漱石の「坊っちゃん」その(3)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
いよいよ主人公が、先生の仕事をはじめます。思うんですけど、やっぱり架空の小説とはいえ、作者の実体験に近いところのフィクションを描いたもののほうが、読んでいて迫力を感じます。漱石はじっさいに、四国に出かけていって先生をやったわけで、その時の初登校の緊張感というのが伝わってきて、読んでいておもしろかったです。
 
 
まったく意味の無い、細部のちょっとした描写がなんか良かったです。こんなのです。
 
  それからうちへ帰ってくると、宿の亭主ていしゅがお茶を入れましょうと云ってやって来る。お茶を入れると云うからご馳走ちそうをするのかと思うと、おれの茶を遠慮えんりょなく入れて自分が飲むのだ。この様子では留守中るすちゅうも勝手にお茶を入れましょうを一人ひとり履行りこうしているかも知れない。
 
 
ほとんど漫才みたいなことを書いているんですけど、漱石は友人の正岡子規のことも、随筆でこんなふうに記していたことがあって、じっさい漱石はこれに似た体験をしたのかもな、と思いました。虚構の小説から、作者の実態を空想してみるのが、なんとなくマイブームになっています。
 
 
  

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/bocchan03.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキスト版はこちら  (全11章通読はこちら 前編 後編 )
 
 
 




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