未帰還の友に 太宰治

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は太宰治の「未帰還の友に」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
次回でとりあえず、太宰治の戦争文学についてはいったん終了しようかと思います。これらの作品の他に、太宰の長編小説があります。
 
 
太宰治の「未帰還の友に」はごく短い作品なんですが、敗戦後に、戦時中の事態を回想する形で物語が描かれています。実体験と空想の入り混じった小説は、やはり迫力があるなあ、と思いました。
 
 
文章のはしばしが、とにかく良いんですよ。僕はどうも、語彙が不足しているのでぜんぜん表現できないんですが。普通なら「親しい仲になっていた」と書くところを、太宰はこう書いています。

  つまり、君たちは、いつのまにやら、苦しい仲になってしまっていた。

そして鶴田君の発言を、こう記しています。
 
 「僕は、はじめから、あの人を好きだったのですよ。岡野金右衛門だの何だの、そんなつまらない策略からではなく、僕は、はじめから、あの人となら本当に結婚してもいいと思っていたのですよ。でも、それを先生に言うと、先生に軽蔑されやしないかと思って、黙っていたのですがね。」
 
このあとの描写がまた、すこぶる良いんですよ。責任、という言葉がとつぜん出てきて、はっとしました。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/mikikanno_tomoni.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキスト版はこちら
 
 
 
 




top pageへ ・図書館リンク ・本屋マップ ○名作選





Similar Posts:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です