今日は島崎藤村の「若菜集」その4を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
今回の詩は、なにかこう、美しい夜が描かれていて、それから6人の女たちに関する詩を書いています。描かれている時代は明らかに古いんですが、しかし幼い感性を描いている。なんだかギャップのある詩、というイメージでした。「おさよ」という少女を描いた詩が悪魔的でもあり、とても印象に残りました。
われ哀を吹くときは
獅子も涙をそゝぐらむ
われ楽を吹くときは
虫も鳴く音をやめつらむ
愛のこゝろを吹くときは
流るゝ水のたち帰り
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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