若菜集(13) 島崎藤村

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今日は島崎藤村の「若菜集」その13を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
山精やまびこという詩がとても美しくて、こういうものが読みたかったんだと思いました。これは、中野逍遙をいたむ詩でもあるわけなのですが、ところが人がほとんどまったく登場しない情景だけで構成されているのが、じつに不思議でした。
 
 
むかし「誰も知らない」という映画の題名を聞いて、これは特別な言葉だと思ったのですが、藤村の詩にも、この空集合のような場の示し方があって、幻想的だと思いました。
 
 
「山精」と「木精」という詩が、交互にくりかえし記されています。人が登場せず、ただ機織りの機を織る音だけは幽かに聞こえる。しかし自然界の描写は明らかに、未踏の地ではなく、人々の気配がする穏やかな風景が描かれている。霧深い山奥の、人のいとなみを想像させる詩でした。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/wakanashu13.html
(約2頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキスト版はこちら
 
 




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