若菜集(13) 島崎藤村

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今日は島崎藤村の「若菜集」その13を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
山精やまびこという詩がとても美しくて、こういうものが読みたかったんだと思いました。これは、中野逍遙をいたむ詩でもあるわけなのですが、ところが人がほとんどまったく登場しない情景だけで構成されているのが、じつに不思議でした。
 
 
むかし「誰も知らない」という映画の題名を聞いて、これは特別な言葉だと思ったのですが、藤村の詩にも、この空集合のような場の示し方があって、幻想的だと思いました。
 
 
「山精」と「木精」という詩が、交互にくりかえし記されています。人が登場せず、ただ機織りの機を織る音だけは幽かに聞こえる。しかし自然界の描写は明らかに、未踏の地ではなく、人々の気配がする穏やかな風景が描かれている。霧深い山奥の、人のいとなみを想像させる詩でした。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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