高瀬舟 森鴎外

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は森鴎外の「高瀬舟」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは、意外と短い作品なんですが、森鴎外の代表作のひとつで、高瀬川を下って、流刑に処される罪人を描いた物語です。江戸時代を静謐に描いた作品で、歴史小説のように時代背景が、正確に記されています。
 
 
喜助というのが、じつに奇妙な罪人で、島ながしをされる時に、ずいぶん朗らかな態度でいる。
 
 
普通なら監獄島へゆくことは泣くほどつらいことなのに、喜助はどうしてそんなに楽しそうにしているのか……。
 
 
なんど読んでも、やはり名作です。登場人物はたったの2人で、船を漕いでいる同心(役人)の庄兵衛と、罪人の喜助の、ただ2人だけなんです。
 
 
書き手と、語り手と、同心(役人)と喜助と、喜助の罪の記憶と……そうして罪人ぜんたいと、こうきれいな段階を踏んで、平生なら理解できない心情が、詳らかに描きだされています。
 
 
森鴎外は、軍医としてこういう危機的な状況というのを、どうもやはり別の形で経験をして居て、このように秀逸な物語を描いたのではないかと思いました。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/takasebune.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found