破戒(20) 島崎藤村

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今日は島崎藤村の『破戒』その(20)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
丑松はついに思い立って、尊敬する猪子先生に、事実を告白しようと決心する。雪の中を、恐怖から逃れるように丑松は歩いてゆくのですが、その描写に迫力がありました。「破戒」は、1905(明治38)年から1906年にかけて記された小説なんですけれども、政治に対する激しい憤りというのが、高柳への批判と共に描かれています。100年間、同じような対立が起きているんだなあと思いました。
 
 
猪子先生は、雪の最中で、血を吐きながら演説をつづける。雪と血というと、ぼくはどうしても、宮沢賢治の詩を連想するのですが、なぜ藤村は、選挙となるとここまで激しい描写をやったのか、非常に謎を感じる描写でした。
 
 
ついに丑松は、もっとも尊敬する人に懺悔をすることも叶わぬまま……。衝撃的な展開でした。丑松は電報を打とうとするんです。それを受けとる相手のことを考えると、どうしても……原文には、こう書いているんです。
 
 
  丑松は声を放つて、歩き乍ら慟哭どうこくした。
 
……
続きは本文でお読みください。
 
 

 
 
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「破戒」登場人物表
 

 






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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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