今日は高村光太郎の『智恵子抄』その15を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
高村光太郎が、食うことを詩に描くと、こうなるのかと思いました。空海の十住心論ということを思いだしたんですけど……、人の営みの原始的なところを大切にし、動物的な心情を詩に昇華している、というのが高村光太郎のように思えました。
玉子は鳥屋から
海苔は鋼鉄をうちのべたやうな奴
薩摩あげ
かつをの塩辛
湯をたぎらして
餓鬼道のやうに喰ふ我等の晩餐
…………
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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