それから(2) 夏目漱石

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今日は夏目漱石の「それから」その2を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
学生時代の旧友平岡が、代助の家にやって来る。代助はそれなりに裕福なもんだから、おてつだいのおばあさんを雇っている。平岡は早々に結婚をしてうまくやっている。
 
 
代助は特になにもせずに、家に他人を2人も住まわせて、生きている。これまで平岡と代助は、丁寧に手紙のやりとりをしていた。だんだん疎遠になってきたところで、この旧友が家にやって来た。
 
 
どうも、平岡は稼げていた銀行の仕事をあえて辞めて、新しい働き方をするつもりでいる。きっかけは、関という銀行員が横領をやったからで、そのいざこざが鬱陶しかったので、さっさと新しい仕事をはじめることにした。
 
 
2人は西洋料理店で酒を飲んでから、真夜中の鉄道のレールの上を歩き、どう働くかについていくつか話をする。代助は、金のあるうちに働くなんて愚だと考えている。平岡は労働の経験をしておいたほうが良いと考えている。こういう会話です。
 
 
「だって、君だって、もう大抵世の中へ出なくっちゃなるまい。その時それじゃ困るよ」
「世の中へは昔から出ているさ。ことに君と分れてから、大変世の中が広くなった様な気がする。ただ君の出ている世の中とは種類が違うだけだ」

 
代助はつねに落ちついていて、30歳になってからはニル・アドミラリの心境にある。



 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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