智恵子抄(18) 高村光太郎

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今日は高村光太郎の『智恵子抄』その18を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
日本近代文学のいちばんの魅力は、現代人よりもはるかに密接に、自然界を描きだしているところなんです。ただ、ここにも評論家の批評というのがあって、それは、自然界を、絵画のように鑑賞しているだけで、なんというか、ヘミングウェイの「老人と海」のように、自然のものとの対峙が無いところに、物足りなさというか、ただ見ているだけという、迫力の乏しさがある……という指摘で、それはまさにその通りだなと、近代文学を読むようになって、思います。
 
 
いや、賢治はじっさいにどうやって自然界の猛威を人間が克服するのか、ということを克明に描きだしたわけで、例外はもちろんたくさんあると思うんですけど、今回の高村光太郎の詩を読んでいて、詩人がこの問題と直接的に格闘しようとしている気配があって、魅了されました。この次の一歩は、自然界から遠のいた現代人には書けないわけで、この先をほんとに読みたいんだがなあーと、思いました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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