レ・ミゼラブル(1) ユーゴー

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今日はビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル 第一部 ファンティーヌ』
『第一編 正しき人』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。

ユーゴーの『レ・ミゼラブル』は、「ああ無情」という邦題でも知られる物語で、日本でもドラマや演劇で何度も取りあげられてきた作品です。

知らない人は居ないと言うくらい有名な物語なんですが、この原作全篇を読み通した人はけっこう少なかったりするのではないでしょうか。かなり長大な物語で、明かりの本で掲載している本の中ではもっとも長いんです。夏目 漱石の「吾輩は猫である」とか、紫 式部の「源氏物語」や、ダンテの「神曲」よりも長大な小説です。なんせジャンバルジャンという主人公以外の登場人物の物語だけで、長編小説1冊分以上の分量になっているんですからなんだかすごいです。脇役が主役みたいに活躍する、というのがこの長編小説の魅力だと思います。映画や私生活やニュースで登場する、なんでもないような脇役の生涯が、壮絶に描かれる。それがレミゼラブルです。
 
 
これは教養小説としてもっとも有名な物語だと思います。「おもしろくて、ためになる」小説を書こう、という若々しい情熱をもった作家が活躍した時代の小説です。
ユゴーは序文にこういうことを書いているんです。

「地上に無知と悲惨とがある間は、本書のごとき性質の書物も、おそらく無益ではないだろう」

すごい勢いですね。この勢いがないと全48編、約3500ページある壮大な小説は作れないんじゃないかと思います。主人公のジャンバルジャンはまさに此の世の悲惨と無知とを味わい尽くす男です。

僕は悲惨についてほとんど何も知らないんですが、無知の中でずっと暮らしてきたし、いくらでも実体験として己の無知を味わってきたんだし、僕にとってこの本は向いていると思えるので、これからじっくり読み進めていこうと思います。今から約50回に渡って3500ページほどある鴻大な物語を1編1編すべて順番に公開してゆこうと思います。気が向いたらぜひ読んでみてください。
 



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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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