被尾行者 小酒井不木

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今日は小酒井不木「被尾行者」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
小酒井不木こさかいふぼくが気になるので、また読んでみました。これは1929年に発表された短編小説です。少年向きなんです、少年向き。1929年って意外と西洋化されていた時代なんだなと知ってビックリしました。なんだか少し星新一の作品に似ている気がするんです。ちょっと昔に書かれた小説だと言われても、通用しそうなくらい現代的に書いています。
 
 
勤め先の宝石を盗んで質屋に入れてしまった男が、探偵に尾行されている……。ぼくはあの、会社の金をほんとに使い込んでしまった人をじっさいに見たことがあるんですが、その空恐ろしい感じを、小説に描きだしています。
 
 
この文章が印象に残りました。
 
  
  清三は罪を犯したものの心理をいま、はっきり味わうことが出来た。僅な罪でさえこれであるのに、人殺しでもしたら、どんなに苦しいのか、きっと自分ならば…………
 
 
加害者としての苦悩は、とうてい耐えられない、と主人公は思うのでありました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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