牧野信一 歌へる日まで

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今日は牧野信一の「歌へる日まで」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ものすごいミーハーな話しなんですけど、最近ノーベル文学賞がやたら楽しみで、「今年もぜひ、旬の世界文学を読んでみたい! 誰なんだ」と思っていたら、どうも音楽家のボブディランが受賞したようで、昔聴いたことあるし、もっかい聴いてみようと思ったんですけど、どうも自分の脳では音だけ聴いちゃうので文学としてどこに魅力あるのか、謎のまま、ぼんやりしてしまいました。
 
 
あと調べてみるとですね、イギリス政府公認のブックメーカーのひとつである「ラドブロークス」というのが、ノーベル賞発表の数日前に公表していた順位表では、ボブディランが8位にランクインしていたんですよ。こういう順位だったんです。
 
 
1位 Ngugi Wa Thiong’o
2位 Haruki Murakami
3位 Adunis
4位 Don DeLillo
5位 Philip Roth
6位 Jon Fosse
7位 Ko Un
8位 Bob Dylan ← ココです★
9位 Javier Marias
 
 
いがいと正確に予測していたというか、選考内容がちょっと外部に漏れていたのかもしれないですし、あるいは他の文学賞の影響を受けているので、予測が当たりやすくなっているのかもしれないですね。
 
 



それで、youtubeで聴いてみたり、歌詞をよく読んでみたり、和訳サイトをいろいろまわって、とくにLike a Rolling Stoneの歌詞は辛辣というかちょうど今ぼく、住み家の問題でいろいろ悩んでいるところで「今どんな気持ちだ?」とか歌われると自分が批判されてるみたいで聴いてられないんですけど、なるほど、たしかに音楽家の中ではいちばん詩人らしいんだろうと言うことは理解できたんですが、やっぱりこれは音楽だからこそ良いんじゃないのかと疑問が残りました。
 
 
専門家の真面目な評によると、どうも、吟遊詩人なんだと。吟遊詩人という文学の源流のほうを、審査委員たちは見つめるようになってきたんじゃないかという指摘があって、はあー、そういうもんなのか、じゃあ吟遊詩人って、日本近代文学ではどう描かれたんだろうかと、小説を探してみたら、牧野信一の「歌へる日まで」という作品を発見しました。
 
 
牧野信一の作品を読んでいると、ゲーテのファウストの、酒場で魔法を見せるところの描写に相通じていて、ゲーテの詩劇はそういえば、吟遊詩人の世界観が色濃いんだなと思いました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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