山羊の歌(2) 中原中也

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今日は中原中也の「山羊の歌」その2を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
作中に出てくる「鑵」というのは「缶」の旧字で、錆びた缶のタバコケースのことです。
 
 
男らしい内容の詩で、月が煙草を吸うという、豪儀な表現が印象に残りました。スモッグであたりがけぶっているのかもしれません。煙草には、錆と、汚辱と、悲しさが刻みこまれているように思いました。本文こうです。
 
 
 あゝ忘られた運河の岸堤
 胸に残つた戦車の地音
 びつく鑵の煙草とりいで
 月はものうく喫つてゐる。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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