山羊の歌(11) 中原中也

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今日は中原中也の「山羊の歌」その11を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は「冬の雨の夜」という詩なんですが、雨にうたれて凍える思いをしたという記憶が甦る作品です。
 
 
あのー、詩はどう受けとっても良い、と詩人が言っているのを聞いたことがあるんですけど、それにしても、なぜこの陰惨な情景の詩を読んで、理由不明にこう落ちつくというか懐かしい感情を抱くというのは、これは……中原中也は想定していたことなんだろうかと、しばらく考えていました。ただ中原中也は、書くことによってさらに沈み込んだわけでは無くて、治癒の要素のある詩作でもあったのではないかと思いながら読んでいました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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