山羊の歌(32) 中原中也

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今日は中原中也の「山羊の歌」その32を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「そなたの胸は海のやう / おほらかにこそうちあぐる。」ってどうも美しい詩の言葉だなあと思って、それでなんで「そなたは海のやう」じゃないんだろう、と思いました。「そなたは海の」……ではどうもまったくしっくりこない。推敲の逆側に、詩をノイズのトンカチで叩いて一部を壊すと、変な文章になる。なんでこれは、ここを叩いて除けちゃうとダメなんだろうかと、アホなトンカチをイメージしつつしばらく考えていました。
 
 
たぶん詩のリズムが心地良くて、長すぎる言葉と短すぎる言葉では相性が悪かったり、それから抽象的な感性を表現するにあたって、肉体的な具体物があるとそこに詩の迫力が備わったり、いろいろな原因があるんだろうなと思いました。「いやはて」という言葉は、今日はじめて知りました。ワールドエンド。なんだか印象深い古語です。
 
 
むつかしい言葉を調べてみました。

うちあぐ(うちあぐる)
 
いやはて
  
竝び(=並び ※たんなる旧字です)
 
しどけない

なれ(※ なんじという意味です)
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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