山羊の歌(42) 中原中也

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今日は中原中也の「山羊の歌」その42を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回も、ボードレールの『悪の華』の詩を引用しています。『敵』という詩です。ネット上にも現代語訳で読めるサイトが3つほどありますので、ちょっと読んでみてください。
  
 
 
山羊の歌って、じつは山羊が出てこない。ヤギもヒツジも出てこないよな、と思っていたら、今回、ヒツジが出てきました。山羊じゃなくて今回は「羊の歌」です。
 
 
タイトルと異なっていて、かなり重い問題が詩に記されているんです。ただ、息苦しい詩では無い。
 
 
中也の詩の言葉、
 
 私を信頼しきつて、安心しきつて
 かの女の心は蜜柑みかんの色に
 
 
というのが印象に残りました。『私』の顔があお向けになって小さくなってしまえば良いということが詩に記されている。論理性は無いんだけれども、意味を超越して共感する言葉に思えました。この詩の語り手はこう願っているんです。
 
 
 この小さなあごが、小さい上にも小さくならんことを!
 
 
昔読んだ、ヤギと魔法の絵本はじつは、この詩を読んだことによって生まれたのではなかろうかと、空想しました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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